「小沢代表が辞意撤回・民主続投要請受け「もう一度頑張りたい」」
「何だとー、お前ら、俺がこんなに頑張って決めたことに反対するのかー?くそー。俺、もう知ーらねーからな。やーめた!」
「え、ちょっと、いっちゃん待ってよー。そんなこと言わないで仲良くしよーよー。僕たち、いっちゃんが頼りなんだからー。」
「え?みんなそんなに僕のことを頼りにしてくれてたの?・・分かった、僕、もう一度頑張るよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだ、この茶番は。。。
いいのか、これで?
野党第一党の党首たる男の言葉がこんなに軽くていいのか?
少なくとも俺はもう小沢の言うことは一切信じない。
民主党のほかの幹部も、こんなやつ慰留してないでさっさと辞めさせりゃーいいのに。
2007年11月7日水曜日
小沢代表、辞意撤回
2007年11月4日日曜日
【読書】 人を動かす人になれ! -すぐやる、かならずやる、出来るまでやる
別のエントリーで「買いました」とだけ書いていたもの。
ハードワークと情熱的な経営で有名な日本電産グループのトップ永守重信の著作。
「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」という副題がとても気になっていたのですが、この副題についてはあまり語られていませんでした。
それよりも社員の能力を最大限に発揮するための、褒め方、叱り方、経営者の心構えが具体的に詳細に語られています。
部下を持つ人にはとても役に立つ内容だと思います。
経営に関する書籍としては正直、感動や驚きは別にありませんでしたね。
気になったのは以前のエントリーで書いた元西武ライオンズの森監督の「勝ち続けるために何をすべきか」との比較です。
永守社長曰く、
「上司は聞き上手になること。・・・親身になって最後まで話を聞いてやることが重要だ。」
「ベンチャー企業が忘れてはならないキーワードは、「売ってから作る」こと。・・・「売ってから作る」ことは「勝ってから戦う」ということでもある。」
「世の中の競争なんて、鼻先三分の差ぐらいでしかない。・・・人よりちょっとだけ努力したらいい・・・成功するかしないかは、結局は自分に克てるかどうかで決まる。」
というあたりはとても共通していますね。
一方、永守社長が組織には社員を引っ張る強烈なリーダーシップが必要という考えに対して、森監督はリーダーは常に冷静であるべきという主張。
創業経営者である永守社長とサラリーマン経営者的立場の森監督との好対照で面白いです。
『ビジョナリーカンパニー』と『ビジョナリーカンパニー②』の違いにも通じる気がします。
これらの本についてもいずれ書きます、、きっと。
【野球ネタ】 落合采配
【検証・落合采配】山井交代に賛否両論
あほらし。現場は勝つために全力を尽くしてるんだ。
そして勝つことで評価されるんだ。
あそこで交代させずに負けても仕方がないといってくれるのか?
プロ野球界を盛り上げるためのすばらしい決断だった、と評価されるのか?
例えばあれがもし第7戦でピッチャー川上憲伸(しかもその年、川上が最多勝を上げるくらいの大活躍をしていたと仮定して)とかだったら、「もうすべてをお前に託す。お前で負けても本望だ」くらいにいえるかもしれない。
しかし、こう言っちゃ悪いが山井はまったくそこまでのピッチャーじゃないし、そんなピッチャーにこの大舞台で準完全試合をやられてしまう日ハム打線が最悪に湿りきっていただけ。
一時盛り上がるかもしれないが、語り継がれるほどの話にはならないだろう(これからの山井の実績次第だが)。
語り継がれるには一発花火ではなくて、その選手がそもそも大選手じゃないと。
こんなことで「プロ野球界を盛り上げる意識が足りない」とか言ってるのを聞く(読む)と本当に腹が立つ。
球界を盛り上げるのはオーナーやフロントなど球界全体の仕事であって、一監督の仕事ではない。
一部の金万球団に有名選手が集まるFA制度やドラフト制度、メジャーとの人気競争、一流選手の獲得競争など、球界を盛り上げるためにもっと大事なことがいくらでもあるだろう。
現場は勝利のための全力のプレー、プロフェッショナルな技術を見せることでファンを楽しませ、感動させるのが仕事だ。
ファンサービスを必死で考えている監督がいるが、例えばそれが球場にファンを呼び寄せ、ファンの声援による後押しを強力にし、結果的に勝利につながるならそれもいい。
ロッテのバレンタイン監督や、ヤクルト時代の野村監督が好例。
しかし、これらの監督もファンサービスのために采配を変えることはないだろう。
あ、なんだかしつこくなってきた。。
いらいらしてまとまりがつかないのでこの辺で終わります。
要するに言いたかったのは、自分は100%落合監督支持で、こんなことで落合監督が非難されるのは筋違いだ、ってことです。
2007年10月28日日曜日
【読書】【野球ネタ】 「勝ち続ける」ために何をすべきか
9年間の在任中にリーグ制覇8回、日本一6回という偉業を成し遂げた元西武ライオンズ監督の森祇晶氏が、監督退任の翌年に、「勝ち続ける」ための組織作り、人材育成、リーダーの仕事についてまとめたもの。
私が大学の野球部で主将(兼監督)だったときに非常に参考にしたものの一つ。
そのときはまさしく野球に活かすために読んでいたのですが、今読んでも仕事にも通じることがたくさんあります。
以下、心の留まった文を備忘録代わりに書き留めます。
「数字がどうの、相手がどうのというのは、自分自身との闘いの「仮の姿」でしかない・・・この闘いは自分が生きている限り続く・・・「自ら勝つものは強し」なのだ。」
真に勝負の世界で戦い続けてきた人間のセリフだよなー。
カッコよすぎ。
なかなかこんなこと言えないよな。
「闘いのなかで一番大事ことは、勝ちゲームに反省を求めるということだ。敗因はどのチームも分析する。・・・ただ勝つだけならこれでいいが、勝ち続けることを目指すなら、これだけでは足りない。勝ちゲームの中にも反省材料はたくさんある。これを探し出して、次の試合の糧にできるチームが勝ち続けられる・・・見つからなかったチームの反省材料は、小さなほころびとして残る。負けていればすぐ見つかったものが勝ったことによって消されてしまう・・・そうやって放っておくうちに、ほころびはだんだんと大きくなって、ついにはどこが一番の反省材料だったのかもわからないように広がってしまう・・・」
胸が痛い。。。
「・・・「できなくて当たり前」とみる。できないから、考えたり、練習したり、悩んだりしてできるように頑張る・・・自らに対する闘いも、誰でもができる」
大学時代はこれでストレスから解消されました。
「反省を求めようと思ったら、まず選手の話を聞く。選手には選手の言い分がある。これを辛抱強く聞いてやらなければ、解決策は出てこない。話しているうちに、選手のやる気が自然に出てくればそれが一番いい。」
「選手に限らずどんな集団でもリーダーは確実な情報を最優先で与えるに限る。対象が鮮明になる分、現場の集中力が増す」
「「善く兵をもちうる者は、たとえば卒然の如し」・・・勝ち続けようと思ったら、相手に「かなわないな」と思わせることだ」
「どんな闘いも心理戦である。精神的に優位に立って初めて勝ちを収めることができる。まさしく孫子に言うように、「勝兵(しょうへい)は先ず勝ちて、しかる後、闘いを求むるなり」である。」
「野球は、勘を頼りに監督がひとりで闘うものではない。勝つために何をするかを全員で理解するためには、客観的に答えが出る計算が必要だ。」
「4番打者ばかりをズラリと並べるのではなく、一流の1番打者、一流の2番打者、一流の5番打者がいる打線が実は怖い・・・それぞれの置かれたポジションの役割がしっかりとしていて、その頂点を目指そうと選手たちが努力しているチームが、勝ち続けることを可能にするチームである。」
どこかの金満球団はいつまでたってもこのことがわからんのが不思議。
「勝ったり負けたりするのが野球だ・・・その中で相手より一つ多く勝てばいいのだ。しかも常に終わりは上向きになるようにする。勝ちも確率的なのだ。全部勝とうなどとは思わない。」
「孫子に「兵の形は水に象(かたど)る。水の行くは、高きを避けて下(ひく)きに趨(おもむ)く。兵の形は、実を避けて虚を撃つ」というのがある。軍勢の動きは水に例えられる。水は高いところを避け、低い所に行く。闘いもまた相手の主力を避けて手薄なところを撃つべき・・・ぼくは相手の主力を裂けようとは思わなかった。だが、相手の弱点は突くようにした。」
「勝っても負けても、そのゲームがどう闘われたかは、きちんと記録しておかなければならない。・・・僕は一晩置いてつけることにしていた。・・・必要なのは闘いの思い出ではない。勝つための、あるいは勝ち続けるための反省であり、「自助力」を育むための指針である。」
さすがに勝負の世界の現場で勝ち続けてきた人間の言うことは具体的で説得力があり、深くて重いですね。
2007年9月23日日曜日
【野球ネタ】 古田監督と安倍首相
「悔しい」ヤクルトの古田兼任監督、涙の退任・引退会見
そりゃ、悔しいだろう。
選手兼監督なんてさせるべきじゃない。
よほどのスーパーマンでなければ、できるわけがない。
ヤクルトはヤクルトにとって非常に貴重な人材である古田の晩年を汚し、経歴に傷を付けた。
余計な責任を負わせず、選手人生を全うさせるべきだった。
古田ほど大事な人材は、大事であるからこそ、まず数年間はコーチか2軍監督でもして、指導者としての経験を積ませてから監督にすべきだった。
古田はこれにめげずに、タレントなんかになったりせず、指導者としてしっかりと経験をつんで、今後の日本球界の発展に貢献して欲しい。
ヤクルトに限らず日本の球団は監督というものを軽く扱いすぎだ。
人気が出りゃいいと思ってる。
背負っているものの重さをわかっちゃいない。
西武の伊東監督も、引退してすぐに監督就任、初年度は優勝した(といってもリーグ戦は3位で、プレーオフで逆転優勝)が、今年は1981年以来のBクラスが濃厚。
結果を出していた井原監督を2年でやめさせてまでの人事でこれだ。
あほすぎる。
これまた西武は西武にとって非常に貴重な人材である伊東の経歴に無用な傷を付けた。
西武は昔も現役続行を希望する石毛を引退させて監督にしようとして、けんか別れ(石毛はダイエー(現ソフトバンク)に移籍)という最悪の結果を招いた。
石毛はミスター・ライオンズともいうべき選手だったのに。
ちょっと古いが安倍首相も退陣を発表した。
まぁ、そんな器じゃなかったということだろう。
別に安倍に怒ることはない。
小泉の後でやりにくかっただろうと同情するくらいだ。
そんなことより腹が立ったのは、先週の日経の何かのコラムを読んだとき。
そのコラムニストが、安倍首相誕生前に小泉に「安倍は首相に適任か?」という質問をしたところ、小泉は「やってみてわかったが、あんなものは誰でもできる」と答えたらしい。
。。。。
軽い、軽すぎる。。
小泉にしてみれば、敵対勢力を作って改革、改革と言ってりゃ、ビジョンも理念も政策も難しいことを深く考える必要がなかったわけだから、「誰でもできる」というこったろう。
リーダーの存在が軽いのは野球界だけじゃないらしい。。