2007年9月23日日曜日

【野球ネタ】 古田監督と安倍首相

「悔しい」ヤクルトの古田兼任監督、涙の退任・引退会見

そりゃ、悔しいだろう。
選手兼監督なんてさせるべきじゃない。
よほどのスーパーマンでなければ、できるわけがない。
ヤクルトはヤクルトにとって非常に貴重な人材である古田の晩年を汚し、経歴に傷を付けた。
余計な責任を負わせず、選手人生を全うさせるべきだった。
古田ほど大事な人材は、大事であるからこそ、まず数年間はコーチか2軍監督でもして、指導者としての経験を積ませてから監督にすべきだった。
古田はこれにめげずに、タレントなんかになったりせず、指導者としてしっかりと経験をつんで、今後の日本球界の発展に貢献して欲しい。

ヤクルトに限らず日本の球団は監督というものを軽く扱いすぎだ。
人気が出りゃいいと思ってる。
背負っているものの重さをわかっちゃいない。

西武の伊東監督も、引退してすぐに監督就任、初年度は優勝した(といってもリーグ戦は3位で、プレーオフで逆転優勝)が、今年は1981年以来のBクラスが濃厚。
結果を出していた井原監督を2年でやめさせてまでの人事でこれだ。
あほすぎる。
これまた西武は西武にとって非常に貴重な人材である伊東の経歴に無用な傷を付けた。
西武は昔も現役続行を希望する石毛を引退させて監督にしようとして、けんか別れ(石毛はダイエー(現ソフトバンク)に移籍)という最悪の結果を招いた。
石毛はミスター・ライオンズともいうべき選手だったのに。

ちょっと古いが安倍首相も退陣を発表した。
まぁ、そんな器じゃなかったということだろう。
別に安倍に怒ることはない。
小泉の後でやりにくかっただろうと同情するくらいだ。
そんなことより腹が立ったのは、先週の日経の何かのコラムを読んだとき。
そのコラムニストが、安倍首相誕生前に小泉に「安倍は首相に適任か?」という質問をしたところ、小泉は「やってみてわかったが、あんなものは誰でもできる」と答えたらしい。
。。。。
軽い、軽すぎる。。
小泉にしてみれば、敵対勢力を作って改革、改革と言ってりゃ、ビジョンも理念も政策も難しいことを深く考える必要がなかったわけだから、「誰でもできる」というこったろう。

リーダーの存在が軽いのは野球界だけじゃないらしい。。