2007年9月15日土曜日

ソーシャル・ウェブ入門

(← アマゾン・アソシエイトに参加してみました。あまり期待していませんが。)

最近のソーシャル系のネットサービスの概念、意義、具体例などについて、非常にわかりやすくまとめられています。
「入門」なだけに普段から結構こういうネットサービスを利用している人には当たり前すぎるような内容も含まれていますが、概念や意義に偏るでもなく、具体例の話だけでもなく、包括的に・体系的に(は言い過ぎかな?)まとめられていますので一読の価値はあると思います。

「固くて重いツリーから、ゆるくて軽いタグへ」というコラムがとても興味深いですね。
「ツリーではトップレベルから個別の実体までの経路を指定することで分類を行う」のに対し、「タグによる分類は実体にヒモをつけておいて、ヒモを引っ張れば実体が引き出せるような方式だ。ひとつの実体に思いつくまま何本でも必要なだけヒモ(タグ)をつけておくことができる。」
なるほど~。すっきり。
そしてこの考え方は現実世界の組織論にも当てはめられる。
組織論的には新しい話ではないかもしれないけれども、Webやタグという一見無関係なツールから組織論へと展開できることが興味深い。

ソーシャルサービスの代表であるSNS(日本ではご存知mixi)から始まり、ブログ、ソーシャルブックマーク、写真・動画共有、Wikipediaなどなど具体事例も盛りだくさん。

ちなみに私はこれを読んで、もっといろいろ体験してみないと、と思いブログを始めました。