2007年9月23日日曜日

【資産運用レポート】 ~不動産②

19(水)に国土交通省がまとめた基準地価(2007年7月1日時点)の発表がありました。

商業地が全国平均で前年比1.0%上昇で16年ぶりに上向き。住宅地は0.7%下がったが下落幅は1.6ポイント縮小。東京圏の住宅地は4.8%上昇、前年度の伸び率0.7%を上回り2年連続の上昇。

うちの一番近所の基準値では、、、10.4%上昇!
パチパチパチ!

よし、じゃあそろそろ売るか、、なんてことはしませんが。

最近こうした状況をすぐにバブルとかいう言説(たとえばこちらの読売の社説)がありますが、まったくそういうことはないと思います。
こういう地価の上昇を主導しているのは不動産ファンドですが、彼らは昔の不動産バブルのころと違い、根拠のない値付けはしません。
ただ彼らも世界的な金余りの中、優良不動産の獲得競争を繰り広げていますので、個々の取引を見ればもちろん高すぎる価格をつけてしまうこともあるでしょう。
しかし、この社説にあるとおり、都心の地価の上昇ペースが落ちているということが、彼らが合理的な行動をとっている証拠だと思います。
最近の地価の推移を見ていると、都心の物権が高くなってしまったので、ファンドの金が相対的に割安な地方へとだんだんと流れているというようすがとてもわかりやすく表れていますね。

まあ、そんなわけで、うちの周辺ももう上昇ペースが落ちてくるころかなとも思います。
もう1年くらいは間違いなく上がると思いますが、その先はそろそろわからないですね。
今後も注視し続けます。